ロミオとジュリエット@日生劇場

主演:藤原竜也鈴木杏
演出:蜷川幸雄


藤原竜也目当てと思われる若い女性ばかりの客層に場違いな所に来てしまった感が。
2列目から双眼鏡て・・・どこ見てるんですか?(苦笑>隣の人
マイクで声を拾ってなかったようで、出演者が客席に背を向けてセリフを言うと、かなり聞こえづらい・・・これ、後方の席の人って聞こえてるんだろうか?
さらに、シェークスピア独特なんだろうけど、セリフに対して、やたら形容詞が多い。
演劇のテンポに合わせるために、かなり早口で語られるため、形容している言葉を理解している暇がない。。。
途中で15分のインターバルを挟んだが、前半だけで、こっちが疲れてしまった。


「おぉ。ロミオ・・・あなたは、どうしてロミオなの?」
言わなきゃいけない台詞なのは理解しているが、思わず苦笑してしまった。


決められた脚本の中で、できる限り演技者の個性を生かした演出をしようとしている努力の影は見えたし、しっかり新しい(?)ロミオとジュリエット像を作り出していた、藤原竜也鈴木杏は、やはり凄いのかもしれない・・・。
藤原竜也の立ち居振る舞いのカッコ良さは認めざるを得ないな。


全体としては、「これが演劇ってヤツです」という手本をきっちり見させられた感じで、へぇ〜としか感想が出てこない。
最後はスタンディング・オベーションになっていたが、この程度じゃ立って拍手はできないよ。


追記。
右サイドはハズレ。肝心な場面で2人の表情が殆ど見えなかったorz